スダチ丸ごとを半分に切って果汁を絞った後　フードプロセッサーで粉砕し煮出し蒸留をしました。加水8L。蒸留釜に水と粉砕した材料を入れ全体量が蒸留釜の半分くらいを目安に入れる。入れすぎると　釜の中の材料が突沸し連結管の方まで出てきてしまうため注意が必要です。蒸留時間75分。

カーブチー果皮のみ冷凍　常圧と減圧で比較。加水13L.蒸留時間120分。解凍後フードプロセッサーで６回粉砕後蒸留釜へ。加水15Lで7kgまで入りそう。

果皮のみ冷凍　常圧と減圧で比較。解凍後フードプロセッサーで3回粉砕後蒸留釜へ。加水6L。一次二次冷却5℃(チラー使用)　-0.088Mpa  150hPa  釜内温度50℃程度。最初を①0～15分②15～30分で取り分け③④は30分毎。精油・蒸留水とも常圧に比べると蒸留臭らしきものはそれほど感じなかったが精油は①～④になるにつれ香りが薄く感じられた。

スダチ搾汁後果皮(冷凍)をフードプロセッサーで粉砕し、減圧蒸留。加水6L。蒸留時間60分。果汁の様なフレッシュな香り。

シークワーサー果皮のみ(冷凍)で到着。加水14.5L  解凍後フードプロセッサーで粉砕４回後蒸留釜へ。蒸留釜へ入れたら必ずかき混ぜ材料と水の状態を確認する。材料が多すぎると焦げの原因になるので注意する。今回2kg使用。6kgくらいまでは入りそう。精油は優しい香り。ウォーターはそんなに良い香りではない。

シークワーサーを手剥きで果皮のみフードプロセッサーで粉砕し煮出し蒸留。加水は 11 L 。蒸留釜をタオルなどで保温する事で過加熱を防ぎ効率よく精油・蒸留水を採る事が出来ます。蒸留時間120分。

ヘベスミカン果皮(フレッシュ)の蒸留です。ピーラーで薄く皮をむきフードプロセッサーで粉砕し加水6Lで煮出し蒸留です。精油・ウォーターともレモンに似たスッキリとしたとても良い香りのものが採れました。蒸留時間120分。

果実3.1kgから皮のみ550g採取し、フードプロセッサーで粉砕後、蒸留しました。

せとか摘果果皮を蒸留。果実全量8.8kg。ピーラーで果皮を剥く時にも精油が飛んでしまうので、水を少量ためた中に剥いていきその水も加水の時に使う。剥いた果皮をフードプロセッサーで粉砕し水と一緒に釜に入れて煮出し蒸留。果皮のみ1kgで割とサラサラとした状態　 加水7.5L。蒸留時間120分。

清美 全体9.5kgをピーラーで剥き 果皮1100g をフードプロセッサーで粉砕し　加水 14Lで煮出し蒸留。蒸留時間120分。

橘全体1065g 果皮350g を手むきしフードプロセッサーで粉砕し 加水　6Lで煮出し蒸留。蒸留時間120分。

全体量7310g 果皮のみ800g ピーラーで皮むき１名55分。皮をむく時に出るオイルも無駄なく採取するため　水を張った容器の上で皮をむきます。剥き終わったら、その水も加水に加える。果皮のみフードプロセッサーで粉砕して蒸留釜へ。この材料では果皮のみあと3～4倍程度入る。加水15L。蒸留時間120分

パール柑の果皮を10Lで蒸留しました。加水は5L。むいた果皮を送ってもらって弊社で粉砕し蒸留。抽出率3.6％　なかなかの抽出率ですが、皮を剥く→粉砕→蒸留　この過程を一貫して行うと抽出率もグンと上がります。蒸留時間120分。

タンカン摘果の果皮。手剥きで果皮を剥いた状態で冷蔵で届いた。フードプロセッサーで５回粉砕し蒸留釜へ。加水　12L  粉砕してもべとべとした感じはなくさらさら。釜をバスタオルなどで保温すると釜の中に落ちてしまう蒸留水を上がりやすくする。ミカンジュースのような香り。オイルもたくさん採れた。抽出率2.7%

ボイラー蒸気タイプの試作機（36L減圧蒸留装置【VD-SGJK36L-BL】）を用いて蒸留しました。 減圧蒸留とは真空ポンプを用いて、沸点を下げることで材料の熱による劣化を最小限に抑えて蒸留が可能です。 ぼんたん（文旦）果皮を前処理し、蒸留すると55ml（2.29%）の精油が採れました！！一般的に減圧蒸留では常圧蒸留の4割～6割程度、抽出率が下がります。今回は3.65%→2.29%です。 　減圧蒸留では、材料の前処理方法、蒸留装置の加熱方法、撹拌方法、真空度の調整等　様々なノウハウが必要です。 これらを試行錯誤した結果、現在では柑橘系果皮の減圧蒸留においても安定した抽出率で精油を抽出することができました。

冷凍保存されたボンタン（文旦）の果皮から精油を高抽出率で得るには、前処理にコツがあります！ 果皮の油胞をいかに潰すか！がポイントです。試行錯誤を繰り返し、かなりの高抽出率で精油を得ることができました。 2kgから精油73ml（3.65%）はこれまで蒸留した植物の中でもっとも高い値です！！

ラベンダー茎・花穂　全体量6780g。花穂のみ2300g。花穂のみの方が精油の抽出率は良いので、茎と花穂に分ける。花穂つみ二人で３時間。今回量花穂のみ2300gで36L釜の６分目位の量。4kgまでは入りそう。蒸留時間120分。今回は輸送時に少し傷んでいた為抽出率は低め。香りはラベンダーのフレッシュでスッキリした香り。

茎付の状態なのでハサミで4,5cmにカットし(カット時間１名で３箱２時間半)釜に詰め蒸留。花茎と花のみを交互に詰め込んだ。花穂など細かい材料なので布ネットを使用。蒸留時間120分。

ラベンダー花穂のみ(ﾄﾞﾗｲ)の蒸留。材料が細かいので布ネット使用。ラベンダーはオイルの抽出率も良いので500mlオイルセパレーターを使用した。少しづつオイルがたまるので蒸留時間150分。

ラベンダーの茎もあるがほぼ花だけ(ドライ)でスチーム蒸留。抽出率8.53% とても良かった。１時間以降のオイルは黄色味がかる。。蒸留時間120分。