5月　ネロリが咲くこの時期だけのフレッシュネロリでの蒸留です。加水は300ml  オイルは採れませんでしたが芳醇なネロリウォーターが採れました。

摘みたてを冷凍して送って頂きました。

晩柑の花(ネロリ)冷凍の蒸留です。SHJK25Lで銅ウール使用、加水12L 蒸留時間120分。ネロリは精油抽出率が低い花ですが　今回　1mlの精油が採れました。ダイダイの花(ネロリ)よりさわやかな良い香りの精油、濃厚な香りの蒸留水です。

採ってきてすぐのサクラの花をLiteでスチーム蒸留。サクラはオイルは採れないが、水に溶けやすい成分ベンズアルデヒド(杏仁の香り)がウォーターでとれる。出始めから3分で取り分けたウォーターは杏仁のとても良い香り。3～30分まではまだ杏仁の香りがする。その後は煮えた香り。

4月から5月にかけて開花したジャスミン を収穫し、５回に渡って、大型ソックスレー抽出器で抽出しました。   それでも花は軽いので合計で450g。 ヘキサン溶液（コンクリート）→　ロータリーエバポレーターによるヘキサン除去　 →　エタノール 添加、ワックス（蝋成分）除去（濾過）　 →　ロータリーエバポレーターによるエタノール 除去 →　ジャスミン abs. 完成！！ これらの工程を経て、ジャスミン abs. 2.2046g(from 花450g, 抽出率0.49%)　が採れました！

キンモクセイのabs(ｱﾌﾞｿﾘｭｰﾄ)です。キンモクセイの香りは蒸留では採る事が出来ません。ヘキサンなどの溶剤に漬けてから採取する事が出来ます。ヘキサンに漬けこみ、香り成分をヘキサンにうつし、固形物を除去してヘキサン溶液を作る。エバポレーターでヘキサン除去しエタノールを加えて-20℃に冷却、ワックス質を析出させた後、ワックス質をろ過・除去した後再度、エバポレーターでエタノール除去しabsｱﾌﾞｿﾘｭｰﾄの完成。

ハスの花(ロータス)のabsｱﾌﾞｿﾘｭｰﾄです。ハスの花(ロータス)ﾌﾚｯｼｭを　ヘキサンに漬けこみ、香り成分をヘキサンにうつし、固形物を除去してヘキサン溶液を作る。エバポレーターでヘキサン除去しエタノールを加えて-20℃に冷却、ワックス質を析出させた後、ワックス質をろ過・除去した後再度、エバポレーターでエタノール除去しabsｱﾌﾞｿﾘｭｰﾄの完成。

葉をハサミでカットしてからスチーム蒸留をしました。オイルはありませんでしたが蒸留水は杏仁豆腐の様な香りがしました。

カンラン科の植物　フランキンセンスの木からとれる樹脂(粒状)の蒸留です。フラスコ内を撹拌すためスターラーを使用しピュアスティーラーミニで煮出し蒸留しました。加水は800ml.。透明なオイルが採れました。

ドクダミの花と葉を細かく切ってから蒸留。ドクダミは蒸留すると　ドクダミ独特の癖のある香りではなく蒸留水は爽やかな香りになります。

ドクダミの花・葉・新しい茎　を使用し蒸留しました。　今回1.5mlの貴重な精油を採る事が出来ました。

ドクダミの花・葉をPureStiller mini で蒸留しました。独特な香りがするドクダミですが、漢方や民間薬としても広く使われています。蒸留でとれたドクダミの芳香蒸留水は臭みがとれた爽やかな香りです。

乾燥ホップ。手ですりつぶしてから蒸留釜へ。作業時間１名１時間。蒸気がっとりやすいようにお玉の柄で穴をあける。黄色いオイル。さわやかな香り。

ﾎｯﾌﾟ粉末(26年度分)の蒸留。生の時と同じ25Lとﾛﾝｸﾞｵｲﾙｾﾊﾟﾚｰﾀｰ使用。粉末の場合、菜箸やお玉の柄などで蒸気が通りやすいよう蒸気穴をあけておく。に黄色いオイルが確認できるが採取困難。ウォーターは良い香り。

フレッシュのホップのスチーム蒸留。ロングオイルセパレーター使用。毬穂を手で半分に割ってから蒸留釜へ。オイル・ウォーター黄色い。精油は確認できたがｵｲﾙｾﾊﾟﾚｰﾀｰにくっついてとりわけが困難。香りはかすかに柑橘を感じるさわやかな香り。(以前蒸留したホップの香り(ビールのほろ苦さが感じられた)とは違う。)

珍しい生のホップの蒸留です。ビールの原料としておなじみのホップ。毬花(キュウカ)を細かくしてスチーム蒸留です。精油はオレンジ色・蒸留水も黄色の色があり、精油の香りはビール？の香り。

タケの粉末(かなり細かい)。精油はおそらくない。蒸留中はタケの香り？がする。

タケの粉末にレモングラス5%混ぜたものの蒸留。10%混と比較(ﾐｯｸｽされたもの）今回3kgで釜６割程度5kgまでは入りそう。45mlオイルセパレーター使用。蒸留水は、①～④までタケの蒸留水にレモングラスの香りが入ってよい香り。精油は極々少量はあるのだろうが、取り分けられるほど確認できるものはない。上澄みを取り分けた。

タケの粉末にレモングラス10%(300g)混ぜたものの蒸留。5%混と比較(ﾐｯｸｽされたもの）3kgで釜約５割程度。5%混よりもカサが減るので5kg強までは入りそう。45mlオイルセパレーター使用。蒸留水は、5%混よりもレモングラスの香りが強く良い香り。精油も少量ではあるがとれた。全体での抽出率は0.03% レモングラスのみの抽出率は0.3%

竹を細かく粉末状にしたものの蒸留です。精油はありませんがタケ(竹)の蒸留水が採れます。