6/14(月)に黄河着。袋の外まで樟脳の香りがする。4日前にとってきたクスノキチップ。布ネット使用。直管冷却器+1L丸フラスコで二次冷却。一旦60分で丸フラスコにたまった蒸留水を分液ﾛｰﾄにかけ結晶を濾過する。蒸留時間100分。終了後丸フラスコ内の蒸留水と結晶を濾過する作業。丸フラスコのふちに結晶が付着しているのをフラスコをまわすと結晶がくっついて固まりとなってはがれていく。結晶だけを取り出し、ろ紙に挟んで水分をとる。

クスノキチップの蒸留。新鮮なのか送られてきた時からカンファーの香りがとても強かった。クスノキは、結晶化するので通常の蛇管式の冷却器ではなく直管の冷却器を使用する。直管冷却器を1L丸ﾌﾗｽｺで受けて後からロートで結晶を濾過し分液ロートに蒸留水を分ける。濾過した結晶は紙にはさんで水分を取り除き結晶を取り分ける。結晶が多く直管冷却器の中にも結晶が溜まっていくので、冷却水は流さないで丸ﾌﾗｽｺを冷やす。加水6.5L。蒸留時間90分。

クスノキのチップを蒸留しました。クスノキの成分にはカンファーという結晶成分があり蒸留すると結晶が管に詰まってしまうので工夫が必要です。通常の蛇管型の冷却器ではなく、直管型(一時冷却)の冷却器に変えそれをフラスコ(二次冷却)で受け、とれた蒸留水と結晶を分液ロートにかけ採取します。今回の材料はちょっと前のものだったのでオイルは採れませんでしたが、しっかり結晶13.5gは採れました。新鮮な材料だとオイルも採れると思います。加水6L。蒸留時間120分。

心材チップ2kgを使用して実施。36Lガラス冷却IH使用。１時間ごとに取り分ける。精油1.5ml 粘性高いオイル。

青森ヒバのオガコ。工房で出るオガコを利用して。届いた時からヒバの香りが強くあった。36L釜に入るだけ詰めて蒸気穴を数か所開けてから蒸留。少し色のついた粘性のあるオイルがとれた。抽出率は良い。スチーム蒸留。加水6L

青森ヒバのオガクズを蒸留しました。細かいオガクズだったので蒸気が抜けるか気になりましたが、オイルの抽出率も良くてうまく蒸留できたようです。材料が細かい場合などは、蒸気が通りやすいように菜箸などで何箇所か穴を開けるといいです。加水6L。蒸留時間120分。

匂いﾋﾊﾞは、ﾋﾉｷ科の樹木で、葉っぱをもむとﾊﾟｲﾅｯﾌﾟﾙの様な香りがします。この良い香りがすることから『匂いﾋﾊﾞ』と呼ばれている。ｵｲﾙの抽出率も良かった。。

クリスマスツリーに使われるモミの木の枝・葉を蒸留しました。 フィットンチッドと言われる森林浴の香りです。 モミ精油はロシアでは伝統療法の代表的な万能薬といわれているそうです。

シキミの葉の蒸留。葉は、ハサミで4,5cmにカットしてから蒸留釜へ。精油もとれている。

減圧煮出し蒸留。とても良い香り。バラのガクは入れないで花びらだけを採って蒸留釜へ。

減圧蒸留装置を用いることによって、常圧（大気圧）では100℃で沸騰する水が約40～50℃で沸騰します。 花の香り（ダマスク・モダンの香り）が劣化することなく、ローズウォーターで再現できました！

冷凍のダマスクローズ(ガク付)を煮出し蒸留。加水は5L。銅ウールアタッチメントを使用。この程度の量では精油は採れないがローズウォーターは採取できる。ローズの蒸留は銅の使用が有効。

冷凍でとっておいたローズの花びらをPureStiller mini で煮出し蒸留。袋から出した時も良い香りがしていました。今回は銅ウールも使用し蒸留。ローズウォーターが採れました。加水　850ml。

バラの花フレッシュ(赤いバラ) 銅ウール使用。花自体の香りは強くなかったがウォーターはしっかりバラの香りが出ました。保温の為にフラスコをアルミ箔で覆います　多少ですが蒸留水の量が増えます。Liteなので蒸留中のフラスコ内も見えて残渣液もきれいな赤い色でした。

バラの花びら(フレッシュ)での常圧蒸留です。釜の立ち上がり部分に銅ウールを入れて行いました。減圧の時と比べると蒸留水の量は〃蒸留時間でも倍近く取れます。銅ウールを入れているので蒸留臭もなくバラの芳醇な奥深い香りの蒸留水が採れました。

バラの花びら(フレッシュ)での減圧蒸留です。今回は、釜の立ち上がり部分に銅ウールを入れて行いました。減圧蒸留では低温で蒸気が出るので熱劣化してないバラの香りトップノートが採れました。銅ウールを入れた為　蒸留臭もなくとても良い香りの蒸留水が採れました。

ダマスクローズ(冷凍)の蒸留です。ローズの精油にはローズオットーとローズアブソリュートがあり、水蒸気蒸留で採れる精油をオットー、溶剤抽出で採れる精油をアブソリュートと言います。ローズオットーの抽出率は約0.004%程度と言われ小型の蒸留器では精油を採る事はできませんが、ローズウォーターは採る事が出来ます。ローズウォーターの主成分は水に溶けやすいフェニルエチルアルコールでバラの香りの源でもあるためとても良い香りです。蒸留直後より少し寝かせると香りが落ち着き良い香りへとなっていきます。

とれもいい香りのローズウォーター採れました。

4/1採取された花2500gと予備で3/29に採取された500g ジップロックに入れて送付されたためか花が花の鮮度がおちて茶色になっている。45mlロングオイルセパレーター使用。黄色い精油採れた。少量分析へ。スチーム蒸留。加水6L

採取したばかりのネロリ(ﾀﾞｲﾀﾞｲの花)を　煮出し蒸留。加水　4L。ネロリはオイルの抽出率が少ないのでロングオイルセパレーターを使用。ロングオイルセパレーターは上部の径が小さいので少量でも上部に溜まりやすく　ネロリや月桃、ローズゼラニウムなど精油が少ない材料に適しています。今回は10Lでの蒸留で上部にオイルを確認できました。ウォーターは濃厚な香りです。